鉄道写真家・中井精也さんと「それいけ!写真隊」のフォトイベント報告 その1
みなさん、こんばんは。けんたむです。
今日は鉄道写真家の中井精也さんと「それいけ!写真隊」が千葉県の小湊鐵道で撮影&プリントツアーを行なってまいりましたのでご報告いたします。
それでは出発進行!
▲本日一番のお気に入りカット。体を休める気動車に向かって西日が真っ向から差します。暮れなずむ五井の機関区にて。う〜渋い!カッコいい!日の丸構図はご愛嬌ということで・・(笑)(撮影:けんたむ・許可を得て撮影)
まずは今回ご応募いただいた方は合計で90名近くおり、私たちもその反響の凄さに大変驚きました。そして、多くの方が残念な結果になってしまったことをお詫びしたいと思います。
朝9時に五井駅に集合でしたので、首都圏から向かうには些か早い時間ではございましたが、無事皆さんお集まりいただき、小湊鐵道バスに乗り込んで最初の目的地である上総鶴舞駅に向かいます。
さて、小湊鐵道は千葉県のJR内房線五井駅を起点に房総半島中央部を横断しながら、いすみ鉄道と接続する上総中野駅まで39.1キロを結ぶ私鉄です。
春には桜や菜の花が咲き誇り、秋には見事な銀杏が各駅でシャワーのように降り注ぐ見事な光景が展開されます。鉄道ファンはもちろんの事、名所・養老渓谷にも程近く、関東圏内の小旅行に人気で毎年多くの方が沿線に足を運びます。
このような風光明媚な光景が現在でも見る事が出来る理由として各市町村団体や近隣住民の皆様の協力によるものが非常に大きく、鉄道ファンとしても関係者の皆様に感謝の念でいっぱいです。
▲バスの団体さん名が「エプソン それいけ!写真隊 in小湊鐵道」と書いてあって、小湊鐵道さんの小さな心配りがちょっと嬉しくなりました。中井さんは「本当は大きな銀杏を撮りたかったんですが、全て散ってしまったのでポストカードで我慢してください(笑)」とサービスが! 聞き慣れた新幹線の中で流れる車内アナウンスメロディーのあとに、本日の講師・中井精也さんが「ご乗車〜ありがとうございます」と登場。用意周到のネタの仕込みが車内の笑いを誘います。 さて、本日の参加者は写真歴30年以上のプロ並みの腕前のお持ちの方から、1年目の新しいお仲間までいらっしゃるようです。「鉄道写真を撮るのが初めての方いらっしゃいますか〜?」との問いかけに、4〜5人の方が反応されていました。今日から鉄ちゃんの仲間入りですね! そこで、中井さんから今日実践していただきたい3つのポイントが紹介されます。 ・普段撮らないアングルにチャレンジ ・日の丸構図は撮らない ・ホワイトバランスを調整して雰囲気を変えてみる 「列車が来てしまうと興奮して失敗したり、いつもと同じ撮り方になってしまうのは仕方ないことです。けれど、ちょっとした工夫が鉄道写真をもっと楽しくするので、落ち着いて撮りましょうね!」とのこと。このアドバイスを受け、みなさんカメラの設定に余念がないまま上総鶴舞駅に到着します。 ▲下り列車をギリギリで撮影した後、上総鶴舞駅をスナップ撮影。ホワイトバランスはオートで撮影しましたが中井さんの教えを実践し、6000KB近くまで持っていってRAW現像しました。(撮影:けんたむ・許可を得て撮影) 上総鶴舞駅は、大正14年の創業以来変わらぬままの姿で時代の趨勢に抗するが如く健在で、『関東の駅100選』にも選ばれたとても趣き深い駅舎です。近年ではドラマやCMのロケでもたびたび登場し、若者の脚光も浴びているようです。 ▲「車輛だけじゃなく、駅舎の隅々まで見渡して様々な角度から撮影してくださいね〜」と中井さん。皆さん、熱心にレンズを向けられておりました。駅舎自体が緩い曲線を描いており、列車が去っていく姿を見ているだけでじーんと心に響きます。 ▲駅舎の細かい所を一つ一つを見ても歴史と昔懐かしい温もりを感じさせてくれます。(上撮影:Kさん、下の2枚撮影:けんたむ)
すでに「お腹いっぱ〜い」というくらい撮影しましたが、次の目的地である月崎駅に移動します。移動中は小湊鐵道の池田さんによる沿線の見所ガイドが始まり、車窓を眺める皆さんを楽しませてくれ、終始賑やかな車内となりました。
上総鶴舞駅から月崎駅までは約15分。今度は余裕を持って列車を迎え撃つことができそうです。中井さんからは「長玉(望遠レンズ)を持っていって下さいね〜。あ、やっぱり駅舎も渋いから標準レンズなど全部持っていきましょう」と、皆さんフル装備で意気揚々とバスを降りられます。
既に使われなくなった本線反対側のホームで、池田さんの許可のもと撮影させてもえることに。皆さん望遠レンズで列車の進入を待ちます。参加者の方から「どのような構図がいいのでしょうか」という質問が飛び出し、中井さんが持参したカラリオ・ミーで早速作例をプリント!
▲中井さんが手にするカラリオ・ミーはバッテリのみで駆動でき、屋外でも気楽にプリントできる小型プリンタです。フォトビューワやカメラの背面液晶を覗いて他の方のアングルを参考にする事はよくあると思うのですが、“生のプリント”をその場で回し見ながらみんなで確認できたのは、私自身も初めての体験でした!
▲そして山間の小駅にトコトコとやってきた上り列車。ホームには乗車の女性がちょうどよく入ってくれました。しかし・・・、中井さんやレタッチマスター曰く「まだまだ直すところがあるので、これはレタッチしましょう」ということに。この写真のレタッチについては週明けのエントリーをお楽しみに!(撮影:Kさん・許可を得て撮影)
今日は曇天予報だったのでお天道様のご来光を浴びるとは思ってもいませんでしたが、列車が一瞬の晴れ間をついてやってきたのでとってもラッキーでした!皆さん満足のショットをものにしたようですので、心も弾んで次のポイントである上総大久保駅付近までバスを進めます。
このポイントは雑木林まで続く連続したカーブがポイント。列車を日の丸構図にしないためにも、入念なアングル設定が求められる難易度の高いアングルで、列車とレールの位置を考えて撮影しないといけません。
皆さん、談笑しながらもアングルに四苦八苦しながら待ち構えます。
▲中井さんと女性のお二方は手前に草花を入れて、ぼかすことによって幻想的な写真を狙っているようですね。素敵な写真になったのでしょうか♪
▲ゆっくりとしたスピードでカーブに進入してくる2輛編成の上り列車。「日の丸構図ですが、カーブの入れ方はいいですね〜」と中井さん。鉄道写真に初のチャレンジであるKさんもご満悦の様子でした(撮影:Kさん) これにて撮影は終了。今日の成果のプリントと、レタッチトークセッションのために五井駅へと戻ります。車内ではお弁当タイムとフォトストレージビューワによる画像チェックが行なわれます。 五井駅には13時30分過ぎに到着。 本当にあっと言う間の撮影行でした!(この後行なわれた中井さんの鉄道写真撮影講座と、レタッチトークセッションにつきましては週明けに改めてお伝えします) 最後に、皆さんがプリントしている順番待ちの間、なんと小湊鐵道の池田さんから機関区での撮影の許可が!!皆さんカメラを持ってダッシュ!・・・というより、一番率先して撮影していたのは私?という噂はありますが、お仕事ですから・・・ね(笑)! ▲五井機関区は開業当時から残る工作場が今もなお健在で、気動車のメンテナンスが日々行なわれています。同社の歴史の深さを垣間見ることができて感激もひとしお。(撮影:けんたむ・許可を得て撮影)
そうそう、中井さんが早速今日の模様を自身のブログ「1日1鉄」にエントリーされております。こちらもお見逃しなく〜。
(次回につづく)


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