「用紙」にこだわったイベントを開催しました!その2
みなさん、こんにちは。けんたむです。
昨日のエントリーに続きまして、今日は「用紙」にあった画像選びのポイントと、そのレタッチの方法について、レタッチマスターとまる隊員と私がセミナーを行ないましたので、お伝えしたいと思います。
▲ご来場の皆さんを前に紙の選び方をお伝えするレタッチマスターです。リコーさんのGRDを持ち歩き、さりげないスナップショットをモノにするのが得意で、私はいつも羨望の眼差しで見ています(笑)仕事でも趣味でも写真に対して意欲的な人として社内で知られています。
このブログをご覧の方でも「光沢紙命!」の方もいらっしゃるかと思いますが、紙によって写真の持つ風合いが随分と変わっていきます。
現在、マスターは開発部隊に近いところで仕事をしていますが、かつて配属されていたエプサイトのレタッチャー時代には、光沢紙を重宝していた写真家の方にコットン系の「Velvet Fine Art Paper」でプリントを差し上げたところ大変気に入られ、それ以来用紙の選択を切り替えた方や、「和室に飾るには光沢紙は合わない。質感の落ち着いたマット系の紙がいい」という写真家のエピソードを披露してもらいました。
▲高光沢写真用紙のクリスピアと、絹目調の風合いを確かめるお客様。紙が変われば表現可能な色域も変わっていきますので、それに合ったレタッチが必要になる場合があります。
因みに、私は光沢系の写真用紙のほか、ピクトリコさんから発売されているバライタ調の「月光・グリーンラベル」がお気に入りで、画像ごとに使い分けております。
さて、最前列のお客様から「フォトマット紙は暗部が沈みやすいんだよね」という声が聞こえてまいりましたので、実際にマスターにフォトマット紙に合ったレタッチ方法を教わりました。事実、マット紙の色再現領域は光沢紙に比べてガクンと落ちてしまいます。
素材に使ったのは、まる隊員の姪っ子ちゃんです。
▲PX-G5300でマット紙に出力した複写です。右端のサラサラヘアーが潰れてしまって、まる隊員としては「どうしてもマット紙でもこの髪質を表現したい!」 ようです。
まず、この暗部だけを明るく持ち上げるには、Photoshop Elements5.0の場合、「画質調整」→「ライティング」→「シャドウ・ハイライト」を選択します。
▲「シャドウを明るく」を50%程度にします。それ以上大きな数字をいれてしまうと、暗部とその周辺が浮いてしまいますので、やり過ぎには注意が必要です。また、画像によっては明るくし過ぎると暗部特有のノイズが現れてきますので、この辺りは何度もトライして勘を掴んで頂く必要があります。
すると・・・!
▲この通り、マット紙でもサラサラヘアーが再現できました!まる隊員、ご満悦♪
こんな感じであっという間にセミナーが終了しました。続いて、隣の会場で開催している隊員たちの写真展ツアーへ。今回の写真展は、一枚一枚を見ると何のストーリーもない写真展ですが、「紙も変われば作品も変わる」をコンセプトに様々な紙に出力して展示してみました。
◆高光沢写真用紙のクリスピアで出力した「三号機」の写真
▲タイトル「見つめたくなる風景」。「綺麗な夕陽の輝きと逆光になる人たちを完全に潰さずに表現するためにクリスピアを選んでみました」
◆絹目調の写真用紙で出力した「まる隊員」の写真
▲タイトル「ほっぺ」。「ぺこちゃんみたいに落っこちそうなほっぺがかわいくて撮影しました。こども部屋のカラフルで和やかな様子がふんわりした絹目調で表現したいなと思いました」
◆Velvet Fine Art Paperで出力した「マスター」の写真
▲「映画のワンシーンをイメージ。ホワイトバランスの変更と用紙のテクスチャーで映画のフィルムのような質感を表現したかった。ちょっとアーティスティックな仕上がりにしています」
◆Ultrasmooth Fine Art Paperで出力した私の写真
▲「今もなお現役で走っている中国の蒸気機関車。過ぎ去る巨体の隅々から粒子のように蒸気が舞い上がります。そんな粒状感をあえてストレートに、しかも落ち着いて出力するためにウルトラスムースファインアートペーパーで表現してみました」
以上、ご報告でした!用紙にまつわるセミナーは初の試みでしたが、紙の違いで風合いが変わることが少しでもお伝えできたかな~と思っています。私たちもなかなか楽しくやり遂げられました。
次回の「それいけ!写真隊」は2月28日(土)札幌、3月7日(土)福岡です!詳しくはコチラをご覧下さい。


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