Photoshopのカラーマネジメント方法の変更 続編
みなさん、こんにちは。けんたむです。
先日このブログでお伝えしました「Photoshopをお使いの方、カラーマネジメント方法が変わります」については、大きな反響を呼んでいるようで・・。3月にこの件が発覚した後対応方法を決め、その後ドライバーの作りこみや検証などをした結果、アナウンスが遅くなってしまいました。
そして、今まで「出力の色をエプソンにお任せする場合(つまりマニュアル色補正)」は、一貫して「カラーマネジメントなし」と推奨してきた(つもり・・)ではあったのですが、それも「初耳です」というご意見がチラホラと・・。告知が徹底しておらず、こちらも失礼しました。

▲Photoshopのカラーマネジメント設定画面
さて、MacOS10.5.xユーザーさんからは、「ドライバーをアップデートして、<プリンタによるカラー管理>を選択した場合、従来の<カラーマネジメントなし>にした場合と色の互換性はあるんですよね?」という質問が相次いでいます。
で、本当のことを言うと、色の互換性はありません!ここで、Mac OS 10.5.xをご使用の環境に限っての話になりますが、色変換の仕組みを簡単にご説明したいと思います。
<Photoshop CS3/MacOSX 10.5.xの場合>
例えばPhotoshopCS3を例にしてお話すると、今までの方法で、「カラーマネジメントなし」を設定した場合、sRGB、AdobeRGBなど、どの色空間であってもアプリケーション内部で一度GenericRGBへの色変換処理が掛かり、その後ドライバー側でLUT変換を掛けていました。
これからの方法は、新ドライバーで「プリンターによる色管理」を指定した場合、上記図の通りの変換がColorsyncで行われます。つまり、ソースで指定した空間、プリンタードライバー側で指定した空間に合わせてColorsync側の色変換が変わるのです。
このようにColor Syncでの変換処理が異なるために、“完全な”色の互換性が無いのです。しかしながら、なるべく近しい色になるようにドライバーは作りこみました(・・・つもりです)。
▲Mac OS X10.5環境で、
(左)ドライバーをアップデートし、Photoshop CS4から出力、<プリンタによるカラー管理>を選択
(右)ドライバーは従来のバージョンを使用し、Photoshop CS3から出力、<カラーマネジメントなし>で出力したものを複写してみました。(データーはsRGBです)
やはり「互換性は無い」というのが模範解答になってしまいますが、上の写真を見ると差が分からないほどになっております。うちのドライバー開発陣の底力を少し感じました。
最後に補足になりますが、こちらはあくまで出力の色をエプソンにお任せにする場合のお話です。「ICCプロファイルを利用してPhotoshop側でカラーマネジメント」を行う場合の設定は、従来と変わりません。なので、Photoshopでカラーマネジメントをご使用の場合は、新旧ドライバーどちらも色は変わりませんので、安心してご使用下さいね。
カラーマネジメントネタにめっぽう弱く、商品技術部の後輩・M子さんに教えてもらっている私ですが、ご理解いただけましでしょうか。


機種別製品情報















