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2009年09月09日 | Posted by けんたむ

写真家・柳本尚規さん、史歩さん親子の写真展を見てきました!

みなさん、こんばんは。けんたむです。
昨日は早めに仕事を切り上げて「それいけ!写真隊」のスペシャルアドバイザーとしても活躍中の柳本史歩さんの写真展を見てきました。

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▲場所は新宿・コニカミノルタプラザのギャラリーB/Cです。閉館間際でしたが、柳本さんがにこやかに出迎えてくれました。

さて、今回の写真展で注目すべき所は、親子による競作?いや共作といった方がニュアンスは正しいかもしれません。写真家の親子による作品展を見るのは初めてです。当日は息子の史歩さんにお話を伺うことができました。

けんたむ:「タイトルが「故郷+〈故郷〉 Your Village」とありますが、前者の故郷と後者の〈故郷〉はどのように違うのですか?」

Y3 柳本さん(写真左):「前者の故郷は父にとってのもの、後者は私にとってのもの故郷になります。そのためあえてカッコを付けました」

けんたむ:「故郷はどちらなのですか?」

柳本さん:「父の故郷が北海道、私の故郷は多摩で何ら接点は無いのですが、父が故郷の北海道に見つめている後ろ姿を見て、『何かを思い出しているみたいだ』と感じたんです。北海道は父の故郷なので私にとっては間接的なものなんですが、そんな父の故郷を撮り始めてみることにしたんです」

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▲息子・史歩さんによる作品。青森から北海道に渡る車内での一コマ。写真は全て父・尚規さんの故郷である北海道で撮影されたもので構成されています。

柳本さん:「祖父が北海道で教師をしていたため、父は幼い頃から道内の各地を転々とする日が続いたそうです。父は全て幼い頃にいた土地を現在も写していて、私はその周りの北海道の土地を点々としながら撮影しています。タイトルの故郷は父にとっての現実味のある言葉、〈故郷〉というのは私の夢想のような言葉なんです」

けんたむ:「写真を拝見すると、なんとなく昔懐かしいというか、都市化がだいぶ進んだ北海道とはいえ、昔ながらの佇まいの街や家が印象的ですね」

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▲函館に近い恵山で撮影された一コマ。被写体との距離の近さを感じさせる一枚。

柳本さん:「ええ。それと多摩で育った私にとってみれば、周りの友人も会社勤めの人が多いのに、北海道に行くと作物を作って自らそれを売ったり、魚を釣ってそれを売ったりと、私の生活とは全く違う人たちの世界なんですけど、その生活スタイルがとてもカッコ良く思えるんですよね。そんな人たちになるべく声をかけながら北海道の各地を撮影していきました」

けんたむ:「確かに、北海道の人たちの人柄を感じさせる写真が並びますね。言葉のキャッチボールをしながらシャッターを切る柳本さんが〈故郷〉を思いながら、お父さんの背中を追いかけるように各地を転々と撮影する光景が目に浮かびます」

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▲中央のロール大判プリントが、父・尚規さんの作品、大全紙のモノクロプリントは息子・史歩さんの作品。故郷を思い続ける父の姿を追いかけるように、〈故郷〉を撮る史歩さんの作品が並びます。

作品展数は約60展。全てモノクロフィルムの決定版とも謳われたトライXを使用されており、いっさいデジタル処理は施されていません。先鋭化したデジタル技術を駆使しなくとも、程よい粒子と濃淡を残す事で、2人の故郷を感じ取るには十分だと感じました。 

「自分の故郷は今どうなっているのか」会場を後にして「故郷」という言葉を改めて意識します。久々に愛機の銀塩一眼にフィルムを装填して、昔生まれた土地を訪ねてみようかなと喚起させられる作品展です。

写真展会場:新宿コニカミノルタプラザ(高野ビル4階)

会期:9月17日(木)まで。10:30〜19:00(最終日は15:00まで)

入場料:無料

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