象の足の裏、見たことありますか?
こんにちは。ギャラジーです。
「象の足の裏」、これは4月29日からエプサイトギャラリーで始まった奥山佐具子さんの展覧会のタイトルです。
人が集まったときに「牛の角と耳の位置を正しく描ける?」とか「象の鼻と口の位置はわかるけど、アゴはどこだったっけ?」などと話すことがあります。普段見慣れているもの、形や色で認識しているといってもディテールはまったく記憶にないことがよくあります。奥山さんの好奇心はそうしたところに新たな視野を開き、写真展になりました。
実際、社内の選考会でも意見が大きく分かれたのも事実です。着眼点から構成までの表現をとるのか出来上がった作品が訴えるものを見ていくのか、などなど。しかしいずれの見方にせよ独特の感性が垣間見えることも事実です。
▲作品の一部です。動物を全体として説明するのではなく、目に留まった部位に絞り込みます。
奥山さんは写真家の中谷吉隆氏に師事し、ずっと以前にも中谷さんから「ちょっと面白い写真があるんだけど・・・」と言われたことはあるのですが、もちろんそのことは忘れていて展覧会開催が進むうちその話が結びついたという次第です。
▲右が奥山さん、左は師匠の中谷吉隆さん。展示の構成をしながらも意見をたたかわせて行きます。真剣そのもの。
今回の作品は奥山さんが自身の探究心に突き動かされながら約4年間、東京近郊の4つの動物園をめぐり撮りためた大小合わせて45点が並びます。とくに突き当たりの鳥の羽をアップで狙ってグラフィカルに11点の写真で構成した作品など、これもひとつの見せ方です。
撮影はすべてデジタル、撮ったらご自宅のPX-5600でまずはプリントしてみるのだそうです。
奥山さんは他にも建物や水面に写る風景なども撮っているそうですが、最近目をつけた「ゴミの美しさ」については師匠から「そんな汚いものはだめ。」と釘を刺されてしまったそうです。
さて、ゴミはともかく象の足にしても他の来館者の目にはどう写るのでしょうか?楽しみですね。
世間は既にゴールデンウイークに入りましたが、動物園でもなかなか見られない自然の造形のディテールを新宿でご覧になりませんか?
展覧会情報は以下の通りです。
奥山佐具子写真展 象の足の裏 2011年4月29日(金)~5月12日(木) 日曜休館 10:30~18:00 最終日は15:00まで 入場無料


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